あなたがお金持ちになれないのは、民間の保険に入っているからです。
あなたは民間の保険に入っていますか??いくら払っていますか??
1万円以上払っている方はお金持ちになれないと考えていいでしょう。
わたしも保険に入るのは当たり前だと思ってた・・・。
セールスマンの言いなりで・・・。
あの頃に戻りたい・・・。
ちなみに、保険会社の広告、宣伝、セールスマン多いと感じませんか??
あの広告費、宣伝費、そしてセールスマンの給料はわたしたちのお金です。
ということは、それほど保険会社が儲かっているということ。
なんと・・・、民間保険の手数料は3割に達するなどと言われてます。
そんなやばい商品あります??
この記事は・・・
保険はもしもの備えのために入るのは当たり前でしょ。
保険は常識。
病気になった時に保険で得をしたい。
このような考え方を持っている方のために書きました。
保険のすべてを否定しませんが、基本的な考え方を知らなかった。
保険に入って得をすることはありません。
保険に入ってよかったという人は、入ってすぐに病気になったり、
入院して保険料が戻ってきた人です。(これ錯覚です。)
家計を支えるための保険が、実は家計を圧迫してたのです。
本末転倒です。
民間の保険が勧められない理由を紹介します。
目次
1.まず保険の正しい考え方
保険とは・・・
「本来はめったに起きないが、一度起きてしまうと個人では負い切れない経済的リスクを、多数の人間に分散して支え合う」
というものです。
いわゆる、自分に何かあった場合に、支払いきれないお金を、みんなで支え合おうということです。
では、どのようなことかと言えば・・・
- 子どもがいる家庭の、働いている夫か妻の死亡(死亡保障)
- 対人対物の事故(自動車保険)
- 火災(火災保険)
これらは、ウン千万から億単位の保証が必要になる場合があります。
実は、保険の正しい考え方からすると、これ以外の保険は必要なかったんです。
それ以外は、保険にお金をつぎこまなくても、支払うことができるから。
この基本的な考え方を抑えつつ、民間保険が不要な理由を挙げていきましょう。
2.最強の公的保険(理由3つ)
公的保険最強というとこからいきましょう。
公的保険とはみなさんが入っている「健康保険」です。
みなさんは、最強の保険に加入し、毎月社会保険料を納めているのにも関わらず、さらに高額な民間保険料を支払っているのです。
健康保険が最強な理由とは・・・
- 医療費3割負担(厳密にいうと年齢で違います。)
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
医療費3割負担
本来医療費をまともに支払うと大変ですが、わたしたち子育て世代の医療費負担は3割です。
日本は家計にやさしい国だなあと。
わたしたち世代が、例えば糖尿病で入院した場合、約50万円の医療費がかかりますが、患者の負担は約14万円ほど。
一生に一度の大病を患った場合でも、約140万円の医療費がかかりますが、患者負担は約40万円になります。
これらは、平均入院日数などからの数字ですがどうでしょうか??
もしもの備えといいますが、破産するような金額ですか??
それでもけっこうかかるなあと思った方、毎年いくらの保険料を、何年間払ってきていますか??
もうすでに元は取れないんじゃないでしょうか。
※ここ大事です。
毎月の保険料を必要最低限にして、減らした分を使わずに貯金しましょう。
これが本来の「もしもの備え」です。
なにも起こらなければ、その貯金はあなたが自由に使えるお金に代わりますし、保険会社に取られることもありません。
そして、病気にならないように健康な生活をしましょう。
これでお金持ちへの一歩が踏み出せます。
高額療養費制度
さきほどの3割負担でも、時には数十万を超えることもあるかもしれません。
そこで用意されているのが、高額療養費制度です。
高額療養費制度とは・・・
「病院への1か月の支払いが、一定の限度額を超えた場合、超過分の医療費はほぼ払わなくていいですよ。」という制度です。
どうのようになるかというと・・・
年収が約370万円から約770万円の方の場合、大病で医療費が月額数十万円かかったとしても、自己負担は約8万円~9万円ほどになります。
それ以上は支払う必要がないんです。やっぱりいい国です。
ある書籍に、「どんな病気でも、社会復帰や家庭復帰までの医療費は50万円で済む。」と現役医師が言っていると書いてありました。
これを聞くだけでも、貯金があれば問題ないと思いませんか??
傷病手当金
これは、会社員や公務員が入っている「健康保険」の制度です。
※自営業やフリーランスの「国民健康保険」にはありません。
病気やケガで働けなくなったときに、それまでの月給の3分の2のお金が、最長1年半もらえるという制度です。
日本はどれだけ恵まれた国なんでしょうか。
月給30万円の人なら毎月20万円の手当を1年半もらうことができます。
しかも、最長40日間の有給休暇を使えば、20か月間安定した収入が得られます。
ですから、収入保障保険なども不要となってきます。
まとめると・・・
こんな手厚い公的保険があるにもかかわらず、わざわざ高い保険料、手数料を払ってまで、民間保険に入る必要がないわけです。
3.がん保険もいらない
現在、がんにかかる確率は、「何人にひとり」という売り文句がありますが・・
結局、がんは高齢者に多いだけです。
がん患者の男性約80%、女性約70%は、65歳以上の高齢者です。
ということは、わたしたち現役世代がかかる確率は、非常に低いんです。
しかも、日本は高齢化社会であるため、全体から見れば、がんにかかる確率が上がるのは当たり前のことなんです。
それを、保険会社は、がんにかかる確率上がってるということで、がん保険を斡旋しています。
そのうえで、例えがんにかかって治療したとしても、公的保険の保証があるわけです。
4.介護保険もいらない
わたしたち世代は、これから公的な介護保険に加入しなければなりません。
そのうえで、民間の介護保険に加入する必要もないようです。
なぜかといえば、要介護状態になる確率も低い。
- 65歳から69歳で、1.5%。
- 70歳から74歳で、3.2%。
- 75歳から79歳で、7.4%。
ここから、年齢が上がるにつれて要介護状態になる確率も上がります。
これも当たり前のことです。
しかも、日本人の寿命は延びてますし、それに合わせて健康年齢(元気に活動できる年齢)も上がってるんです。
ということは、介護状態になる確率も下がっていくのではと思います。
だいたい、高齢者のための介護保険かもしれませんが、保険会社が儲けるためには、高齢者ほど保険料を上げるしかありません。
保険会社が儲ける料金設定にしないと、倒産するしかないんですよね。
5.貯蓄・運用目的保険もいらない
保険の正しい考え方からすると、保険は保険!貯蓄は貯蓄!です。
保険で貯蓄性があるものがありますが、20年後に110%といううたい文句です。
20年で110%のしか返ってこないのはゴミ商品です。
得だと思い込ませる手法です。
優良な投資信託の方が、はるかにパフォーマンスがいいんです。
しかも、びっくりですが、貯蓄・運用目的の保険は入ってから長期間、元本割れが続きます。手数料が高いからです。貯金に元本割れはありません。
さらに!こういった貯蓄性のある保険に入って、お金が110%になる20年後まで加入を続ける人が少ないという話も・・・。
個人年金や、学資保険も同じです。長期で元本割れが続きますので、加入した時点でアウトです。
かくいうわたしも、個人年金は将来のことも考えて、元本割れ状態で解約しました。決断は早いにこしたことはないと、自分を慰めました。
元本割れになるのは、保険会社の手数料のせいです。
6.必要なのは死亡保障
夫婦、子供がいる世帯でほんとうに困るのは、稼ぐ親が亡くなった時。
ここで、必要となるのが、死亡保障です。
これがほんとうのもしもへの備えなんですよね。
掛け捨ての、少ない保険料で、最大の保証ができます。
死亡保障に関しては、遺族年金というありがたい制度もあります。
遺族年金とは・・・
「国民年金または厚生年金保険の被保険者が亡くなった時に、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金」です。
たとえば、大黒柱であった夫が亡くなってしまったとき、残された家族に、子供が18歳を超えるまで、年金が毎月支払われます。
※子どもとは18歳になった年度の3月31日までの間にある子です。
この表は夫が死亡した場合にもらえる年金の表です。
オリックス生命の表を使わせていただきました。
国民年金や厚生年金保険をしっかり払っていれば、毎月これだけの収入は確保できます。
この額を参考に、毎月いくらあれば生活できるかをざっと計算し、足りない部分を死亡保障で補うというのが良いでしょう。
7.おすすめの保険2つ
最後におすすめの保険を紹介します。
ここまでの話で、わたしたちに高額な民間保険が不要ということはお判りいただけたかと思います。
そのうえで、家族がいる方にはこのような保険がおすすめです。
この保険は・・
- たばこを吸わない
- 痩せてもいないし太ってもいない
- 高血圧じゃない
これを非喫煙優良体というそうですが、30代の非喫煙優良体であれば、死亡時2000万円の保証で、保険料が2000円台で済みます。
保険料シミュレーションがあるので、ぜひやってみてください。
しかも、この保険で安くしようと思えば、健康体になるしかないので、一石二鳥です。
ちなみに、たばこを毎日1箱ずつ吸っている人は、禁煙すると年間18万円のお金が貯まります。
禁煙すれば、健康体になり、資産が増えてメリットだらけです。
次のおすすめは、ここまでの話を聞いても、それでも死亡保障以外の医療保険にも加入したい人向けです。
それが都道府県民共済です。
保険料が2000円で済みます。
死亡保障は十分とは言えませんが、月々2000円なら申し分ないかと感じます。
都道府県民共済は、がん保険をつけたとしても、3000円ぐらいで済みますし、余った部分は割り戻しされるんです。
「やっぱり保険には入っておきたい」という人、保険料が高くなってきた高齢者にはお勧めかなと思います。
熟年型というプランも用意されており、65歳~85歳まで月々2000円で手厚いプランが用意されてます。
8.まとめ(重要)
いきなりですが、もしも保険を見直そうと思った方がいたら・・・
知り合いのセールスマンかセールスレディに話を聞かないでください。
めちゃくちゃ引き止められます。セールスマンにはノルマもあるし。
あなたが優しい人なら、知り合いであるだけに断りづらくなります。
事実、わたしがこのような話をして、保険を見直した方ほぼ全員が何回も引き止めにあっています。
ここも重要なんですが・・・
元々保険に入ったのは、その知り合いなら信用できると思ったからではないですか??
全てとは言いませんが、セールスマンはノルマ達成しないとクビになります。
あと、セールスマンは全員が保険に詳しいわけではないです。ファイナンシャルプランナーでない方も普通にいます。
セールスマンが、月10万円ほどの保険に入っている話も聞きました。
本題に入りますが・・・
保険は「もしもへの備え」と言われながら・・・
実は保険会社の複雑な商品、手数料、売り文句によって、大事なお金を必要以上に失ってました。
もう一度まとめると・・・
- 最強なの公的保険(すでにお給料から毎月保険料支払ってます)
- 掛け捨ての死亡保障以外は必要性低い
- 貯蓄・運用目的の保険は大きい手数料取られるからだめ
なぜ日本は、保険が当たり前の保険大国になったんでしょうか。
ひとつには、お金の教育が足りないのが原因です。
日本は公的保険が充実しているのに、さらに民間保険に莫大なお金を払うのは、愚の骨頂です。
他の国から見れば、逆に充実しすぎて、医療費が国の経済を圧迫していると思われるぐらい充実させています。
民間保険に入ると、生涯の保険料は2000万円に達するなどとも言われています。
あなたが病気になって、2000万円以上受け取れると、本気で思いますか??
これから資産運用をしてお金持ちを目指す、わたしたちのような人の中で、保険を最低限にすることは「常識レベル」になってきています。
保険に入ることは当たり前の時代から、基本は入らないことが常識となりつつあるんです。
本来の保険はもしもの時にお互いに助け合う、ありがたいシステムです。
一度保険を見直してみることをお勧めします。
わたしたちの子どもたちにも、ぜひ教えていきたいと思います。